初めて災害ボランティアをしようと思っている人へ、私が東日本大震災の被災地で初めてボランティア活動をした経験をもとに、災害時のボランティア活動に必要な事前準備、装備や持ち物などをご紹介したいと思います。
地震・津波被害での活動であったので、全ての災害に当てはまるわけではないことをご了承ください。
 
今回は現地に行く前に準備すべきことをまとめてみました。
 
【1】被災地の状況を調べる
基本的に活動に必要なものはすべて(交通手段、食料、宿泊場所の確保など)自分で準備しなければなりませんので、事前にライフラインの復旧状況や交通状況を把握しましょう。災害発生後すぐは救急活動や復旧作業の妨げとなる可能性があるので、マイカーなどの利用には注意が必要です(なるべくなら公共交通機関を利用する)
 
通常は被災地の自治体や社会福祉協議会などが開設するボランティアセンターがボランティア募集の窓口となり、ボランティア希望者はそこで登録することでその日の作業の割り振りが行われます。被災状況によって県外からのボランティアは募集していない、など募集制限がある場合がありますので、事前に確認しましょう。
 
個人で直接ボランティアセンターに申し込むほかに、NPOや自治体などの団体が主催するボランティア活動に参加する方法もあります。その場合、事前説明会が開催されることがほとんどだと思いますので、そこで現地の状況、必要な持ち物、交通手段(現地集合かバスなどを利用するのか)などを確認し、自分が不安に思っていることなども質問すると良いでしょう。


【2】ボランティア活動保険に加入する
社会福祉協議会が提供する保険で、ボランティア活動中のケガなどを補償してくれます。
プランがいくつかありますが、保険料は1番高いものでも千円以内ですので、ボランティア活動中の天災によるケガなどにも対応し、補償金額の多い「天災B」プランをおすすめします。
加入・補償期間は加入日からその年度末まで(極端な例だと2015年3月30日加入でも翌日3月31日で期間終了となる)なので、継続的に活動する場合は、新年度ごとに加入手続きが必要です。加入手続きは必ず自分の住んでいる地域の社会福祉協議会で行ってください
プランや補償内容、対象となる活動などの詳細はこちら

card

加入するともらえるカード(自治体によってカードのデザインが違うという噂も…)です。ボランティア活動の際には常に携帯しましょう。


【3】破傷風ワクチンの接種
ケガによる破傷風感染を予防します。
ケガなんて気をつけていれば大丈夫!なんて思う方もいるでしょうが、いくら注意していてもケガするときはします。自分もガラスで指を切りました(耐突性のゴム手袋をしていても)
予防接種は個人負担で2,000~4,000円くらいかかります。どの医療機関でも受けられるというわけではないので、事前に問い合わせて確認しましょう。


【4】災害派遣等従事車両証明書の申請
大規模災害などが発生した際に、被災者や災害派遣従事車両などの高速道路通行料が期間・地域限定で無料となることがあります。これは、災害ボランティアが車で現地に向かう際にも申請することができます。
ただし、申請には少々煩雑な手続きが必要です。
  1. ボランティア活動を行おうとしている被災地のボランティアセンターに「活動確認書」を提出する。
    活動確認書は、活動日時や活動場所、活動内容を記載するようになっており、書式はボランティアセンターのHPなどに用意してあります。
  2. 提出した活動確認書に問題がなければ、ボランティアセンターから押印された活動確認書が返送される。
  3. 活動地の県庁や居住地の市区町村窓口で「災害派遣等従事車両証明書」の発行を申請する。
    このときに、活動確認書と車検証等が必要になります。


【5】持ち物の準備
これは次回ご紹介したいと思います。



初めて災害ボランティアをしようという方は、色々不安ですよね?
何を持っていけばよいのだろう?泊まるところはどうしよう?交通手段は...。そしてなにより自分なんかが行って役に立つのか?
 
そこで、初めての人は、NPOなどの団体が募集しているボランティア活動に参加させてもらうなどすれば、事前の説明会で心構えなども含めて教えてくれます。また、経験者と一緒に参加するというのも一つの手です。災害の規模、現地の状況にもよりますが、なるべくなら1人ではなく誰かと行動をともにすることをおすすめします。

被災地には志を同じくした人達が集まっています。ベテランの方も多くいますので、わからないこと、不安なこと、判断に迷うようなことはすぐに周りの人に聞きましょう。

いろいろ書いてしまい、余計不安にさせてしまったかもしれません^^; でもなにより大切なのは「誰かの役に立ちたい」という気持ちです!


あくまで自分が体験したうえでのことをまとめているので、より一般的な内容で書かれている下記のページも合わせて読んでいただくとよいと思います。 
全社協 被災地支援・災害ボランティア情報

装備・持ち物編へ

目次へ