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日常を書きとめる備忘録的なもの

2015年09月

30 9月

【ボランティア体験記】3.11のキオク(2011/7/15~24)- その2

その1 の続きです。


●3日目(2011年7月17日)

この日も前日に引き続き気仙沼 大島での作業(15名)


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フェリーターミナル横の被災家財撤去・分別でしたが、この日も日中30℃を超え、同じ場所で作業していた他のボランティアグループの何名かが熱中症で倒れてしまうような状況でした…。
ボランティアということでついつい頑張って無理をしてしまいがちですが、こちらが体調を崩したりするとかえって被災者の方に心配やご迷惑をかけしてしまうので、無理は絶対に禁物です。


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ターミナル周辺での作業の際に、休憩場所として使わせていただいたお宅。周りの建物は軒並み倒壊しましたが、このお宅の前には鉄筋の建物があったため津波の威力が弱まり倒壊だけは免れたとのこと。ただ、家の中のものはすべてダメになってしまいました。


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この日の作業後は、大島での作業の際いつもお世話になっている島の方のご好意でビワ&ブルーベリー狩りをさせていただくことになりました。「遠くから来て辛い作業をし、大変なおもいをして帰っていくだけでなく、楽しい思い出もつくって帰ってほしい」とおっしゃってくださり、お言葉に甘えて楽しいひと時をすごさせていただきました^^


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この日からベースキャンプが気仙沼港近くの自治会館に。これも地元の方のご好意で貸していただきました。
お風呂はないので、みんなで近所の銭湯に行きます。そこで気づいたことが。前回は平日でも他のボランティアの方々がたくさん入りに来ていたのですが、今回は数名を見かける程度。明らかにボランティアの数が少なくなっているのを実感しました…。


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自治会館の中はこんな感じ。みんな作業で疲れてるけど、必ず宴会してから寝ます(笑)不謹慎と思う方もいるでしょうが、そこまで気にしておとなしくする必要もないと思うのです。それに、近所の方が差し入れを持ってきてくださったり、一緒に飲んだりと交流があったのもよかったです。


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疲れきって寝るSさん。靴下はいてないと寝れないとか。でも、見てるこっちが暑苦しい、とみんなの意見が一致したので、寝てるときにこっそり脱がそうとしたら怒られました(笑)


●4日目(2011年7月18日)

この日も引き続き気仙沼 大島での作業(14名)

この日は早朝にサッカー女子日本代表がワールドカップ優勝を決めた日。テレビがない(ワンセグも見れなかった)ので様子がわからなくてみんないまいち喜びきれず(;´∀`)


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個人宅の敷地に流れ着いた被災家財の撤去と分別作業です。重機が入ってこれない場所のため、かなり大きな物も人手で運ばなければならず、なかなか作業がはかどりませんでした。


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昼食はお弁当持参で大島にある亀山という山の山頂でいただきました。展望台もあって絶景ですよ!
ここは震災の際、気仙沼で発生した火災が飛び火し、山林火災が起きた場所でもあります。その爪あとがまだ残っていました。


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この日、Aコース(3連休のみ)で参加していた人達が帰京しなくてはならないため、14時のフェリーで大島を後にしました。
帰京組・居残り組でお互いに手を降ったり写真を撮ったりする図。

大幅な戦力ダウンにはなりましたが、この後、居残り組が奮闘して無事この日の作業は完了しました。


その3 へ続く…

29 9月

【ボランティア体験記】3.11のキオク(2011/7/15~24)- その1

前回、東日本大震災での初めての災害ボランティア体験について書きました。
実はその後も継続的に被災地での活動を行ってきましたので、その様子をご紹介したいと思います。


2回目の活動は2011年7月15~24日。前回参加させていただいたNPOの活動に今回も同行させていただき、再び宮城県気仙沼市を訪れました。
今回は、Aコース(16~18日の3連休)、Bコース(全日程)、その他日程自由(自分の都合で勝手に来て勝手に帰る)、の3コース総勢26名が参加。ボランティア初参加の方も半分くらいいました。自分は全日参加のBコース。前回一緒だったNPOの人から「Bコースに名前入れといたから( ´∀`)bグッ!」と言われ、無理矢理参加でした^^;(最初から参加しようとは思ってましたが)


●初日(2011年7月15日)

自分は先発隊の一員として15日の昼間に、横浜にある川和中学校で集めていただいた支援物資(夏服、調味料など)を積み込んでから気仙沼に向かいました。子どもたちが書いた寄せ書きとビデオメッセージも携えて。

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●2日目(2011年7月16日)

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現地での活動初日は、気仙沼にある離島「大島」での作業。
前回、目の当たりにした打ち上げられた2隻のフェリーはいまだに手付かずでした。ただ、道路がある程度通れるようになったことで重機などが入り、被害のあった建物の取り壊しなどが進んでいました。


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災害対策本部でマッチングを行い、この日の作業は田畑での被災家財の撤去と水路のヘドロ掻き出しに決定。田畑に重機を入れてしまうと踏み固められてしまうので、手作業でヘドロと土を掘り返しながら瓦やガラスの破片を拾い集めるという途方も無い作業でした。また、日中30℃以上となったため暑さとの戦いでもありました。


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休憩時間には田畑を所有されている方が用意してくださったキュウリをパリポリ^^



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最初の2日間は、前回作業させていただいた浜の家さんのお知り合いが所有されているスタジオを宿泊場所としてお借りしました。


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建物はまだ新しく、冷暖房もあってすごく有りがたかったです。そして夜はこんな感じで男女入り乱れて雑魚寝です。前回もですが、おじさんたちがちょっと喜んでたのは内緒(笑)


自分も含め前回一緒に参加した人も多かったので、初日からチームワークを発揮!初参加の人も寝食を共にするのですぐに打ち解けることができるのが団体での活動のいいところです。


その2 へ続く…

21 9月

【ボランティア体験記】3.11のキオク(2011/5/30~6/5)- その6

その5 の続きです。

 
●最終日(2011年6月5日)
 
いよいよ帰京の日。
 
午前中は浜の家さんの流されてしまった店舗兼自宅があった場所をご夫妻に案内していただくことに。
そこには大切なもの、思い出のものがいまだに散乱している状況。
ご夫妻は快く案内してくださいましたが、この場所に来るのは辛かったんじゃないかなと…。だからこそしっかり見ておかないといけないとも思いました。

最後にご夫妻と一緒に写真を撮り、再会を誓って別れました。
みんな笑顔で。
 
***
 
気仙沼を離れ、南三陸町へ。
沿岸部の道路は橋が落ちてしまい通行止めになっているということで迂回をして内陸側から入ったのですが、海からだいぶ離れた場所にも津波の被害がありました。そして沿岸部に近付くにつれて建物がどんどん少なくなっていき志津川駅付近は鉄骨の建物を残して何もないといった感じでした。
 
志津川駅ホームからの景色。

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人が住めなくなった場所でも気仙沼の鹿折唐桑地区とはだいぶ違った印象。
冠水地域も少なく交通制限もされていないようで、交通量も人も多かったです。


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津波被害の象徴的な存在となっている防災対策庁舎。
これまでテレビで何度も見る機会はありましたが、実際に目の当たりにすると改めて津波の威力に驚かされるばかりでした。
 
15時頃に南三陸町を離れ、途中食事休憩をはさみながら埼玉県にある籠原駅に着いたのが22時頃。そこからは電車に揺られて自宅に着いたのは25時頃でした。
 
正直、体力的に不安があったので(腰痛持ちのため)1週間もつかな?と心配だったけど、何の問題もなく無事に過ごせました。
 
***
 
とりあえず初めて被災地を訪れたときの話はここまで。
 
これを読んだ誰かが少しでも被災地のことを考えてくれればありがたいです。被災地のことを忘れずに息の長い支援をしていただければ…。
また、今回書きまとめた活動の後も何度か気仙沼を訪れているので、そのときの様子なども今後お伝えできればと思います。

最後に。
メンバーから聞いた話ですが、ある被災者の方が「一番怖いのはみんなが無関心になっていくこと」とおっしゃっていたそうです。

震災から4年半、まだまだこれからが大切なんです。
20 9月

【ボランティア体験記】3.11のキオク(2011/5/30~6/5)- その5

その4 の続きです。

 
●活動最終日(2011年6月4日)

ボランティア活動としてはこの日が最終日。
全員で気仙沼 大島に渡り、個人宅の被災家財の撤去、ヘドロの除去などを行いました。

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個人宅の庭に流れてきた被災家財を撤去中。ガラスや瓦の破片なども多くありますが、今回は時間も限られていたので大きなものを優先しました。


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このお宅は津波の被害でもう住むことができないということで、家の中にあるものを全て外に出し、その中から必要な物を分別するという作業でした。


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そしてこのお宅の裏手には津波で屋根を越えてきた車が…。

作業中、このお宅のおばあちゃんと参加者の女の子が楽しそうにお話していて、まるで孫とおばあちゃんのよう。
作業だけじゃなく話相手になることもボランティアの大切な役目だと思います。この活動では、みんな自然に役割分担ができていたり、チームワークよく作業をこなしていて、とてもボランティアの素人達とは思えないほどでした。やはり助けになりたいと志を持って、集まるべくして集まった人達なんだなぁと実感しました。
 
***

実はこの日は作業終了後、岩手県一関市にある温泉旅館に泊まり、翌日にみんなで帰京する予定だったのですが、余震の影響で断水しているために宿泊できないというお知らせが数日前にあったのです。
なので前日夜のミーティングにて、作業後そのまま帰京するチームと、泊って翌日に南三陸町の様子を見てから帰るチームに別れることに。ワタクシ、男子で唯一の宿泊チームになりました(他、女性4人)

で、泊るとこどーすんの?って心配していたらなんと・・・前日まで3日間作業させていただいた『浜の家』さんの準備中のお店に泊めていただけることに!
入浴後、帰京組メンバーとかたい握手を交わして別れ、浜の家さんへ向かうとすでにご夫妻が夕食まで準備して待っていてくれました^^

ご夫妻と色々な話をしました。震災のことはもちろん、他愛もない話まで。
ご主人は、「今自分は”人”という字の寄りかかる”ノ”の方だけど、いつか支える方になりたい」とおっしゃっていました。それを聞いて、自分なんかでも少しは支える方側の人間になれたのかなーと…。
涙あり笑いあり、とっても楽しい時間を過ごすことができました。

 
その6 に続く…

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19 9月

【ボランティア体験記】3.11のキオク(2011/5/30~6/5)- その4

その3 の続きです。

 
●活動4日目(2011年6月3日)
 
この日は少し早起きをして、被害が大きかった地区の様子を見に行くことに。
まずは仲町、弁天町などがある南気仙沼駅周辺地域。

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この辺りは店舗や漁業関連の建物が多い地域だったそうです。
 
 
次に鹿折唐桑駅周辺地域。

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この辺りは住宅街だった地域だそうです。写真の船(第十八共徳丸)は全長60m、重さ330トン、港から700m以上も内陸に打ち上げられました(震災遺構として保存する案もでましたが、住民の反対が多く2013年10月に解体されました)
 
これらの地域は被害が大きく、建物のほとんどが倒壊し、火災も発生、また地盤沈下により冠水しているため、これまで通行が制限されていました。そのため、すでに何度か気仙沼を訪れているメンバーもこの時初めてこの光景を見たそうです。
震災から3ヶ月経ってもまだ道路上が片付けられただけの状態。遺体が見つかった場所には捜索確認のためリボンで目印が。前日までに見ていた地域とは明らかに違い、臭いもかなりきつく空気がとても重く感じました。
 
***
 
この日も前日・前々日から引き続き、自分は『浜の家』さんチームで活動。浜の家さんでの活動は3日間と決まっていたのでこの日が最終日。
依頼のあった敷地の周りの草刈り、駐車場に入り込んだ土の除去・洗浄、厨房のレイアウト変更。
やっぱり最終日だと思うと自然と気合が入るというか、依頼された作業はきっちり終えようとみんな頑張っていました。
 
予定時間より少し押してしまいましたが3日間で予定されていた作業は無事終了し、ご夫妻にはとても喜んでいただけました。
 
最後はみんなで記念撮影。女性陣は奥さんと熱い抱擁!そして男性陣も!というわけにはいかないので(笑)ご夫妻とかたい握手を交わしてお別れの挨拶を。
「浜の家が再開したら、お世話になった方々を集めて食事を振舞って、みんなで飲んで、そのままお店に泊まってもらうのが夢なんですよ~」とご主人。みんなで絶対に遊びにきますね!と約束しました。最後はみんな涙。

震災がなかったら知り合うこともなかったであろう人達が1枚の写真に収まる不思議。ホントはこんな出逢いなんてなかったほうが浜の家さんご夫妻は幸せだっただろうけど、自分にとってはとても素敵な出逢いと経験をさせてもいました。
 
別れ際、お互い見えなくなるまで手を振りました。

 
その5 に続く…

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